吉祥寺から北に歩くこと17分。閑静な住宅街に、まるで祖父母の家に遊びに来たような懐かしさを覚える築62年の古家がありました。
まず、不動産高騰の時代において目を疑うような価格設定の理由のご説明から。
建築基準法上の道路に接道していない関係で再建築不可となっており、また、もともと平屋だった建物は途中で2階部分が増築されていますが2階部分は未登記となっているため、住宅ローンを組むことが基本的に難しく、この価格になっています。
ただ、実際の建物はとてもしっかりとしており、傾きや窓の開きづらさを感じることもなく、東京オリンピックの前年に建てられたとは信じがたいコンディションを保っています。郷ひろみさんが69歳だと聞けばご納得いただけるのではないでしょうか。
南に庭を確保したゆったりとした敷地ゆえに、1階でも写真の通り光が差し込んできます。障子と襖を外せば縁側を含み17畳の大きな空間に。
玄関を進んだ突き当りには庭を望む応接室。北東側には納戸のような個室。約6.6畳のキッチンは広々としており複数での調理もストレスなく可能です。
2階は壁面収納に囲まれた20畳の主寝室と、4.5畳の寝室。また廊下の天井裏の階段を上ると屋根裏収納まで。2階は眩しいと感じるくらい日当たり良好です。
この物件の場合、2025年4月施行予定の建築基準法改正(4号特例の縮小)により、2階建の木造戸建は構造部分に大規模な改装を加える工事はできなくなります(詳細はChatGPTに聞いてください)。
ただ、リビングとしてもっとも広さを確保したい1階部分がもともと広く、既存の間取りがこのままでもいいと思えるほど現代のライフスタイルにも無理なくハマるので、これはかなりポテンシャルを秘めた物件ではないかと考えています。
広さがあるため改装費もそれなりにかかりますし、基本的に現金でご検討いただける方が対象になるというハードルの高さはありますが、我こそはという方とともに62歳、まだまだ頑張らせてください。
ひとつよろしくお願いします。
登記簿上の建築面積は74.51㎡、構造は木造平家建です/再建築不可・増築未登記部分ありにつき住宅ローンの利用は基本的に難しいです/駐車場なし/準防火地域/絶対高さ制限10m/敷地面積の最低限度80㎡/第一種高度地区