見た目以上に外観と内装のギャップのある古家を見つけました。
もはやDIY必須と言えるような古い状態の戸建ですが、店舗や事務所利用が可能、ペットの飼育が大型犬まで相談可能、楽器の相談が可能、駐車場を借りることが出来る、と願っても叶わない条件が揃っています。
どれか1つの条件でもありがたいのに全部が叶えられるこの戸建こそ、物件探しが難航していた方にぜひ届けたい物件なのです。
古い味のある建物であろうことは外からも見て伺えましたが、室内に足を踏み入れてすぐ、私の感じていた“レトロフラグ”は良い形で回収できたなと確信しました。
1階は店舗利用ができる土間スペースがあり、シャッターを開ければ路面店として6.5帖程度で営業ができるスペースがあります。必ずしも店舗営業をせずとも、アトリエや工房、事務所スペースなどにしても活用できそうですよね。
1階の居室部分は、キッチンのあるダイニング部分と奥に畳の6帖ほどのスペースがあります。
ダイニングから奥の6帖までを繋げてリビングダイニングのように使えそうだなと思いましたし、1階なのに建物がすぐ隣に隣接していないからか、外からの光も取り込めて明るい印象がありました。
窓を開け横を見ると古い井戸があり、現代に取り残された古き時代の遺産かのように鎮座するその姿を見ると、一瞬でその時代にタイムスリップしてしまいます。
ちなみにダイニングの真ん中の床面に穴が開いており、最初「なんだろう…」と頭を巡らせていたのですが、掘り炬燵の跡だと気が付いた時もタイムスリップした気分になりました。
その昔、金物屋を営む祖母の家にあった掘り炬燵、部屋の中で鳴る黒電話、店舗部分からよっこいしょと高くなっている住居部分に上がってくる腰を曲げた祖母と祖父、考えてみたらその家の作りとこの建物の作りは酷似しています。
2階は4部屋に分かれた和室がそれぞれ利用可能な個室ゾーンで、廊下にはこれまた古き時代の洗面スペースがあります。
下宿として上階の2部屋を貸していたのでしょうか、各部屋の前に洗面台があり、寝る前や朝起きた際などは1階に下がることなく身支度を大方整えられる動線は理に適っているかもしれません。
個室を繋げて大きな居室として使うも良し、そのまま分割をしてシェアハウスのように使うも良し。
ただ洗濯機置き場はないですし、お風呂もバランス釜です。
室内も古さゆえに手直しが必要な箇所だらけで、少し手がかかる印象は拭えませんが、古き良き時代の雰囲気を残したまま、気になるところをアップデートして新しい生活の価値を創造出来たら楽しいだろうなと思いました。
働きながら暮らしたい方、暮らしに広さが必要な方、手を加えて暮らしを作り上げたい方、誰かと一緒に空間をシェアしながら暮らしたい方、ペットを飼ったり楽器を使ったりしたい方、そんな方から借りていただけるのを首を長くして待っています。
利用必須
都市ガス/給湯器
駐車場:月額26,000円/事業利用時は賃料等に別途課税/楽器相談可能/シェアハウス相談可能
定期借家契約3年間/再契約相談:再契約2回保証、その後は未定。/取引態様:媒介/要火災保険契約